矢野 淳子 昇段年月日:2009年6月19日 1971年8月3日生まれ B型 160cm 平成15年1月11日入門 空手歴6年半 コメント「あこがれの極真空手が敦賀に開設されたのを機に入門しました。 |
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昇段レポート この度は昇段審査、受審の機会を与えて頂きまして、ありがとうございました。高橋師範、飯田師範代、先輩方の御指導をもちまして、初段昇段が許されました。 「昇段審査を頑張って受審してみないか」と飯田師範代から声を掛けて頂いた時は、まだ自分には、その実力が備わっていないのに、「頑張ります」と返事をしていいものか、と一瞬、躊躇する気持ちもありました。しかし、入門以来、ずっと目標にしてきた黒帯になるためには、実力が備わるのを待つのではなく、実力が備わるように努力することが大切なのではないか、ただ実力が付くのを待っているだけでは、いつまで経っても黒帯の実力は付かない、と今回、受審させて頂く決意をしました。審査当日までは、自分が考える黒帯の実力に少しでも近づけるよう、今までにない密度の濃い稽古ができ、目標の大切さを再認した日々でもありました。 振り返れば、高橋道場に入門して六年になります。立て看板にて敦賀支部開設を知り、見学に訪れたのが始まりでした。 初心者ばかりの敦賀支部で、丁寧にそして熱心に指導されている飯田師範代を見て、自分もここで一緒に稽古したい、そしていつかは黒帯になりたいと決意して入門させて頂きました。 始めの頃は、礼の仕方から準備運動、基本稽古と、何もかもが新鮮で「これが極真空手か」と、楽しいばかりの稽古だったのですが、難しい移動稽古や型、組手へと段階が進んでいくにつれて、不器用な自分には空手は向いていないのではないか、三十歳を過ぎてから始めても身にも付かず、ましてや黒帯なんて、と後ろ向きになることもしばしばでした。そんな自分を叱咤激励して下さったのが、高橋師範でした。後ろ向きになりがちな自分に「前に出るのが極真空手だ」と戒められたのをはじめ、本当に色々なお言葉を頂きました。「空手は一人ではできない」もその一つです。日々の稽古や試合の際、そして今回のように黒帯の審査に臨む時でも、本当に沢山の人達の献身、協力の中に自分が身を置いている事を感じます。仕事や日常生活の付き合いの中からは得られない多くの人達との出会いも空手の魅力の一つです。 これからも自分に向いているかどうかではなく、自分が定めた目標のために何をなすべきかを考えながら、日々の稽古に取り組んでいきたいと思います。 |