昇段レポート
この度、昇段審査を受審させていただき、ありがとうございました。
高橋主席師範をはじめ、渡辺支部長、飯田先生、そして諸先輩方にご指導していただき、何とか無事審査を終えることができました。
高橋主席師範から直々に、型の指導をしていただいただけではなく、空手道の歴史や現在の流派に至るまでの詳細な説明、極真空手の精神、押忍の意味について等々。
渡辺支部長からは、稽古日以外にも関わらず何度も出向いていただき、型の指導。
飯田先生には型を一通り見ていただき、適切なアドバイスをいただきました。
諸先輩からは、移動稽古・昇段審査においての組手の進め方等、本当に色々な方にお世話になり又支えられ、受審できた審査会だということを痛感いたしました。
私が最初に極真会館高橋道場に入門したのは1981年4月で、わずか1年で進学のために中断し、1988年11月に再入門するも諸事情により再度中断。
そして今回、他流派数年を経て2015年11月より3度目の入門をさせていただいたばかりでなく、昇段審査の機会まで与えて頂いた高橋主席師範には心から感謝しております。
審査の前日からプレッシャーで夜もろくに眠れず当日の朝を迎え、本部道場へ行ってもプレッシャーは増すばかり。幸先が不安になってきました。
そんな中で昇級審査が終わり、いよいよ昇段審査が始まりました。
柔軟・補強・基本・移動と進んで行き、続いて型審査。型は受審レベルに応じて全て行わなければならず、平安の表・裏を合わせると全種28項目に及びます。
型に関してはいろいろな方からご指南いただいたのでノンミスで・・・と思っていたのですが、緊張からか、2カ所間違えてしまいました。
ここまで約2時間以上かかっていましたが、自分の中では全く時間の観念がなく、長かった様であり短かった様でもありました。ただ、喉がカラカラに渇いていました。
そして、いよいよ連続組手。私は、2番手。なるべく打たれないように捌きを重視していましたが、疲れがくるとガードが下がり、右上段2本・左上段1本もらってしまい、目の前が真っ白になりました。しかし、小さい目標ですが、絶対に倒れない、膝を地面に付けないと決めて挑んだ連続組手だったので、何とか完遂することができました。
厳しい激励の組手でしたが、その分帯の重み、ありがたみが増すと思います。
35前から憧れていた極真の黒帯をようやく手にすることができ、感極まりない気持ちでいっぱいです。その反面、これからは、驕ることなく気を引き締めて初心に帰ったつもりで今まで以上に一層精進し、微力ながら道場発展に少しでも貢献できる様頑張ってまいりますので、今後もご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
押忍